移住者インタビュー

東峰村で暮らすのが夢だった

山を土地を、家を、守り伝えたいから。

牟田さんの家族写真牟田実(むた みのる)さん

大分県玖珠町出身。奥さんの友紀さんと子ども2人の4人家族。
福岡市で会社勤めをしていたが、29歳で退職し移住。
今は陶器店で働きながら兼業農家。
住まいは、古くなっていた家の梁と柱を残してリフォームした。

友紀さんの実家は福岡市内。
お母様も高速バスを利用して孫の顔を見にやって来ます。








田舎暮らしは大変かと思ったら...

牟田実さんにとって東峰村は母方の実家で、小さい頃からよく遊びに来ていた場所だそう。
誰も継ぐ人がいなかったので、「この土地と家を守り伝えたい」「一人暮らしをしている祖母を放っておけない」「農業をしたい」との思いから、29 歳の時に福岡市から移住してきました。

農作業も近所づきあいも初めての事だらけでしたが、11 世帯あるご近所は祖父母世代の方ばかりなので、まるで孫のようにかわいがってくれます。
「農家育ちじゃないので、わからないことは皆さんに教えてもらっています。農機具も地域の方のものを貸してもらい、とっても助かっています」(実さん)
「ご近所からお裾分けしてもらう野菜も美味しい。田舎暮らしはもっと大変かと思っていましたが、思った以上に暮らしやすいし、不便もありません」(友紀さん)

この場所だからできる事

東峰村はゆったりとしているので、のびのびと子育てができるのもいいところ。
「保育所もあり、子育てもしやすいです。最初の頃は夜の発熱が不安でしたが、村の乳幼児学級で知り合ったママ友から、夜でも行ける病院を教えてもらったので大丈夫です」(友紀さん)

また、牟田さんは移住する前から友だちを募っては実家に帰り、裏山で山仕事をしたり、ピザ窯を作ってピザを焼いたりと、いろんな体験ツアーを企画していました。 それが、通称「牟田山キャンプ」。里山を知ってもらう機会でもあるので、今後も続けていきたいと計画中です。
「農業が忙しい時期は仕事を休みます。この地域では、それが当たり前なんです」(実さん)
東峰村は、牟田さんの「やりたい事を実現できる場所」でもあったようです。



子どもたちの様子


一軒一軒が離れているので、子どもの声が隣家に聞こえないのがいいところ。
家の周りは自然がいっぱいで、猪や鹿も出没するとか。


自作のピザ窯

自作のピザ窯。牟田山キャンプで集まった友だちと、一緒にピザを食べるのも楽しみ。